フレイセクシャルとは?デミセクシャルとは反対の性的指向
フレイセクシャルとは、関係が深くない人に性的魅力を感じるが、関係が深まるにつれて性的魅力を感じなくなる性的指向で、Aceスペクトラムの一つです。
これが、フレイセクシャルの旗です。青とシアンは知らない人や知人に対するもの(青は赤や黄の補色でプラトニックな愛の象徴)、黒は性的に惹かれないこと、灰色は混乱を表しています。
フレイセクシャルはデミセクシャルやアリクワセクシャルとは反対の性的指向で、いわば「第一次性的魅力は感じるが、第二次性的魅力は感じない」性的指向だということが出来ます。
「第一次性的魅力を感じるのであればアセクシャルではないのではないか?」と言われる方もいますが、実際問題として第二次性的魅力を感じない限り、性行為に及ぶことはありません。
しかし、フレイセクシャルの人たちは親しくなれば相手に性的魅力を感じなくなる(傾向にある)のですから(例えば、恋人に性的魅力を感じない、等)、現実の行動はアセクシャルの人たちに近いと言うことが出来ます。(無論、アセクシャルの行動も様々であり、これはあくまで傾向の話です。)
日本ではデミセクシャルの認知度はある程度は広まっていますが、フレイセクシャルの認知度は広まっていません。
しかしながら、例えば「恋人とは性行為をしたくない」という人は、実際に少なからず存在します。恋愛感情と性的魅力が反比例になる人たちです。(無論、恋愛感情ではなく友情その他の感情と反比例になることもあります。)
フレイセクシャルについてもより多くの方に知っていただき、自認の助けになってほしいと考えます。
(文責・日野)
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