疲弊が原因でAce・Aroになる「リクィセクシャル(Requisexual)」と「リクィロマンティック(Requisromantic)」
アセクシャル等のAceスペクトラムやアロマンティック等のAroスペクトラムには「先天的なもの」というイメージがありますし、事実、多くの場合はそうです。しかし、後天的に性愛や恋愛の感情を抱かなくなった人も、AceスペクトラムやAroスペクトラムに含まれます。
今回紹介するのは、精神的な疲弊が原因でAceスペクトラムやAroスペクトラムになった人たちです。
リクィセクシャルとリクィロマンティックは、それぞれ精神的な疲弊によって他人に対して性的に惹かれなくなった人と恋愛的に惹かれなくなった人ですが、同じ旗が用いられています。
本来、性的指向と恋愛指向とは全く別物なので、この両者を混同するのは人権侵害であると言うのが本会の見解です。
しかしながら、英語圏のコミュニティにおいては「精神的な疲弊が原因」という共通項があるため、便宜的に同じ旗を用いているようです。今後、異なる旗が用いられることがあれば紹介します。
なお「精神的な疲弊が原因」というと、例えばリクィロマンティックの場合は「恋愛につかれた人」を連想するかもしれません。確かに、そう言う人も含まれます。しかし、それ以外のことが原因で恋愛的魅力を感じなくなった人も、リクィロマンティックに含まれます。これはリクィセクシャルの場合も同様です。
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